アップアップガールズ(仮)をご存知だろうか。
最近ハマったアイドルである。
存在は前々から知っていた。
その時は精力的に活動しているわけでもなく、気にも止めなかった。
それが、ちょうど近くで対バンをするというのに誘われて行ってみた。
僕を誘った友人は対バン相手が目当て。僕もそっちは知っている。
これは事前に下調べが必要だと思ってWikipedia程度でいいから調べた。
今まで、スマイレージやポッシボーみたいにハロプロエッグからデビューしたグループかと思っていたら、事情が違った。
ハロプロエッグとは、AKBの研究生、ジャニーズJr.のようなものである。
スマイレージがエッグの上層部だとしたら、彼女らはエッグの最下層と言える。
要は、ハロプロエッグを辞めさせられた人たちなのだ。
ハロプロエッグは2004年のオーディション合格者によって結成されていた。
彼女らエッグの底辺は2010年に「研修修了」し、ハロプロエッグはハロプロ研修生と名前を変え、メンバーも変遷した。
そしてハロプロエッグを辞めさせられたメンバーで2011年に結成されたのがアップアップガールズ(仮)の前身であるアップフロントガールズ(仮)である。
エッグの優秀な同期はどんどん成功していく。新しい後輩もどんどん増え、その後輩にも抜かされていく。
中には大きなチャンスを得たメンバーもいたが、ものにできなかった。
元エッグでもはや名前を聞かない人たちがいることを考えると、彼女らもまた何かしらの選択を強いられたのだろう。
それでも諦めきれなかった人たち、それがアップアップガールズ(仮)なのであろう。
2013年現在、彼女らの芸歴は最長で9年になる。
最年長の仙石みなみは21歳。春には22歳になる。
この崖っぷち感。アップアップ感。捨てられても、それでも諦めきれない気持ち。というか、もはや引き返せない、喰らいつくしかない。
非常に、現在の僕と重なるものがある。
優秀な同期や後輩はDC1やDC2、ポスター賞などを勝ち取り、優秀な研究者としての道を歩み始めている。
それに比べて、僕はどうか。
全然仕事も進まず、単なる生活のための雑務に追われる日々。
それでも諦めきれず、続けている。
いつか光が見えるその日まで。
世間に見捨てられ悔しい思いを重ねてきた彼女たちが這い上がり、成功したとき。
もし、そんなことが起こったら、僕のような負け組にとっての希望となる。
彼女たちには本当にがんばってほしい。
僕の夢は彼女らに託した。
負け組である彼女たちが成功した時、同じく負け組の僕にも希望が見えるかもしれない。
という思いで応援しているが、
正直、彼女たちが負け組である理由はわかる。
やはり何かしら欠けていた。
つまり、今負け組の僕も色々欠けているのだろう。
まぁ心当たりはある。
せめて彼女たちに負けないようにがんばろう。
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