フローサイトメトリーによるゲノムサイズや倍数性の推定に関する専門用語
Estimation of nuclear DNA content in plants using flow cytometry
Jaroslav Dolezel, Johann Greilhuber & Jan Suda
Nature protocol (2007)
haplophase 単相世代(染色体数 n) 蘚苔類によくある。
diplophase 複相世代(染色体数 2n)維管束植物によくある。
haplophaseの個体の複製してない核のDNA含有量は"1C"。染色体数nのハプロイドゲノムのDNA量にあたる。
DNA複製後haplophaseの核のDNA含有量は"2C"。diplophase個体の複製していない核と同じ。
endopolyploidy核内倍数性は普通Cのレベルで表す。
基本染色体数がxのmonoploidのゲノムサイズはCx-valueで表す。
6倍体植物パンコムギの体細胞は2n=6x=42で、2C-valueは6Cx-valueと等しい。
haploid, diploidなど染色体数についてのワードは、DNA含有量を示すのに使うべきではない。
また、フローサイトメトリーで得られる倍数性データは染色体カウントで得られるものとは区別すべきだ。
核DNA含有量から倍数性/異数性に言及するなら、"DNA 倍数性"、"DNA 異数性"とすべきだ。
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